旧佐世保無線電信所(針尾送信所)
まいど、ボブです。
今回は廃墟というよりは、遺構ですね。
長崎探索の最後に、国の重要文化財に認定された「針尾送信所」に行ってまいりました。
針尾送信所の歴史
針尾送信所の電波塔の高さは、1号及び2号塔が135m・3号塔が137m。3本の配置は約300m間隔の正三角形となっています。
日本海軍佐世保鎮守府の無線送信所として、1918年(大正7年)11月に着工、1922年(大正11年)に完成。竣工日は1号電波塔から順に4月30日、5月30日、7月31日です。
当時の竣工中の写真なども、現地や海上自衛隊佐世保史料館に行くと見ることができます。
https://www.mod.go.jp/msdf/sasebo/5_museum/1_guide/
対岸から見てもでかい
針尾送信所は西海橋の近くにあるのですが、橋を渡った先に展望台があります。
そこから送信所を見るとこんな感じです。
この3本の送信塔を使って、電波を送っていたんです。
展望台には詳しい説明も書いてあるので、気になる方は見てみてくださいね。
3本のうち1本だけ見学することができます。
針尾送信所の送信塔のうち、1本だけ内部を見学することができます。
この見学は保存会の方が対応してくださるので、見学時間を守って訪問するようにしましょう。
見学時間は「9時〜12時」と「13時〜16時」です。
見学できる塔につくと、このように門も見ることができます。
これは元々門の先が港で、そこから物資を運び入れていた名残とのことでした。
他の砲台跡に行く際にも門があるかどうかで、軍関連の施設かどうかを判断することができます。
送信塔は近づくと、こんなに大きいです!
段々になっているのは、その長さごとに足場を組んで塔を作っていったためです。
入り口から入ると、中はこんな感じです。
むっさ、かっこよくないですか!?
むっさかっこいい!!(小並感)
横にはしごがあるってことは、当時はこのはしごで行き来してたってことですよね・・・。
高所恐怖症には考えられないです(T_T)
送信塔だけでなく、電信室跡も見ましょう
こんな感じで送信塔がかっこいいので見落としがちになるのですが、すぐ近くに電信室の跡地もあります。
こちらも建物が蔦に埋もれていい感じなので、セットで見学されるのをおすすめします。